古事記と言霊百神を読んでみました。
率直な感想は驚きです。
まえがき部分を読んでいると、
「これ、一般の人が知っていいことなの?」
と思うような事も書いてあります。

古事記(ふることふみ)と言霊百神(ことたまのもものかみ) すべての謎を解く奥義のすべて
古事記と言霊百神 要約
この本は、古事記に秘められた古代の人々の叡智を解説する本です。
古事記とは言霊の奥義書であり、上つ巻の神話の部分がそれにあたります。
また、古事記は人間(日本人)の精神性を目覚めさせるための原理を暗号化して後世に伝えるための書物だった事も分かります。
古事記の序盤の主役は、伊邪那岐命と伊邪那美命です。その役割の中に「島産み」があります。島とは「締まり」の暗号です。(中略)言霊百神は、働きの分類によって十四の締まりに区切られるのです。
引用 古事記と言霊百神 すべての謎を解く奥義のすべて 著者 加津間広之
のように。
って言ってもよく分からないですよね。
これは、古事記に登場する100人の神様は「あいうえお」の五十音 一文字づつをあらわす事を意味しています。
例えば、天之御中主神は【ウ】の事です。
のように【アイウエオ】の五十音は、すべて50人の神様にあてはまります。

じゃあ、残りの50人の神様は?
という疑問がうかびますよね。
残りの50人の神様は【アイウエオ】の五十音の言葉の働きをあらわす役割をしめしています。
なので扇を開くように50の言葉(言霊)と50の働きを活用する事が言霊の奥義(扇)であると本書は教えてくれています。
そして、この100の神様(言霊)は、働きごとに14に分類されるため
イザナギとイザナミが14の島(締まり)を産んだという表現をしています。
ちなみに日本語は、奥義と扇、島と締まる、話すと放す のように同じ言葉でも2つの意味を持っている事も本書から分かります。
また【古事記と言霊百神】では、五十音図の原理を学ぶ事ができ、物質社会から精神社会にかわる原理も知る事ができます。
これは、説明が難しいんですが
ボク達が習った五十音図って
母音が【アイウエオ】の並び方で、
横の並びが【アカサタナハマヤラワ】ですよね。
これが現代の物質社会を表している音図で「天津金木音図」と言われる五十音図です。
ですが、言霊学では音図も複数あって
縦が「アイエオウ」横「タカマハラナヤサ」と並ぶ
天津太祝詞音図というのもあって、理想的な精神世界の音図だと教えてくれています。
そして、この音図こそが言霊の奥義なのだと本書ではのべています。
多分、今の時点ではまだ「うさんくさい」と思われる人の方が多いと思いますが、しだいに認知されていくはずです。
実際に本書の中で、ある時代までは代々皇室で世の中の治め方として言霊学が受け継がれていたとも書いてあります。
そして近年明治の皇室で再研究されていた事も記されています。
著者の加津間広之さんはその意志を受け継ぐ1人にあたると思います。
本書は本来なら一般の人が知る事も出来なかった言霊の奥義書ともいえる古事記の解説本です。

古事記(ふることふみ)と言霊百神(ことたまのもものかみ) すべての謎を解く奥義のすべて
古事記と言霊百神 感想
僕たちは単純なものでメディアで大々的に取り上げられたらそれを信じてしまう傾向にあると思います。
でも、言霊や精神性は物質社会の真逆にあるため大きく取り上げられることはありません。
むしろ、物質社会の現在では嫌煙されるモノでしょう。
場合によっては、削除されてしまう場合も。
都合の悪いものというのは 隠されている場合が多いからです。
古事記をつくった先人もその事を考え、神様の物語として長く読み親しまれる内容にしています。
日本語の五十音、1文字1文字には言葉の意味がある事を暗号にして…
国家の「君が代」も五十音図でみると本当の意味がみえてきます。
「さざれ石の巌となりて」の部分。
いわおとなりて →「イ」は「オ」となりて…
のように。
神社の構造や鳥居の意味、日本の文化や名前まで、言霊を元にしていることを知れば頭に衝撃を受けたような感覚を覚えます。
まさに時代の転換期の今、知るべき事だと思います。
また、現在は長い間続いた夜に光が差し込む天岩戸開きの時とも言われます。
最近のニュースをみると今までは 絶対に明るみに出る事がなかった事でも どんどん光があたって表に出てきていますよね。
これって何か変わっていってる予兆ととらえる事もできると思います。
おそらくこの記事を読んでみえる人も何となく世の中が変わってきているのを感じているんじゃないでしょうか?
僕も具体的に何がどう?という事は分かりません。
しかし古事記には天岩戸開きの記述があります。
闇に包まれた世の中に光がさす記述です。
古事記に秘められた謎を解説したこの本を読む事で、今後の動向をはあくする事はできるはずです。
この本を読んだからといって、お金がもうかるとかそういったたぐいのモノではありません。
また、少し内容が難しいので言霊の知識ゼロからだと
「どうゆうこと?」
となるかもしれません。
でも
「そうゆうことなんです。」
としか言えません。
何度も読み返してみるのがオススメです。
こういった本が光のあるところに出てくるという事は、世の中が変わってきた証拠だと思います。
読んでお金持ちにはなりません。
でも、日本人としての精神性はあがります。
そういった本です。
僕は衝撃の連続でした。
そして、たくさんの人にオススメしたいと思います。
本来なら一般の人が知ることもできなかった古事記(言霊の奥義書)の解説書。

古事記(ふることふみ)と言霊百神(ことたまのもものかみ) すべての謎を解く奥義のすべて
古事記と言霊をもっと知りたい人はこちらもオススメです。言霊を研究している人気YouTuberのKOUJIさんが書かれています。↓

コトタマと天岩戸開き: 古事記は言霊の暗号 (えみため文庫)
コメント