
プロパンガス料金っていくらくらいかかるの?
ガス会社によって価格って違うの?
そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- プロパンガスを利用する4人家族の目安料金
- プロパンガスの料金体制
- ガス料金は会社によって違います
僕はガスをあつかう会社に15年以上つとめるサラリーマンです。
その経験からこの記事を書いてみました。あなたのお役に立てれば幸いです。
・プロパンガスを利用する4人家族のひと月の目安料金
ざっくりいうと 7700円〜11000円(税込)くらいです。
これは日本石油センターの下記資料を参考に仮定した金額です。
当然、時期や住んでいる地域によって変わってきます。
ですが、ざっくり いくらくらいなの?という目安にはなると思います。
◇プロパンガス料金を安くする方法はこちらの記事に▽

参考資料▽
⚪︎家庭用プロパンガスの世帯人数別の1カ月の平均使用量
世帯人数 | 月平均使用量 |
1人・2人世帯 | 6.5㎥ |
3人世帯 | 8.9㎥ |
4人世帯 | 11.3㎥ |
5人世帯 | 11.7㎥ |
参考:「平成18年度 プロパンガス消費実態調査」(一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター)
⚪︎LP(プロパン)ガス 一般小売価格
全国平均(2021年8月) (単位 円)
使用料 | 小売価格 |
5㎥ | 4,993 |
10㎥ | 7996 |
20㎥ | 13657 |
参考 : 一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター
・プロパンガスの料金体制
LPガス(プロパンガス)の料金形態は以下の3種類です。
◆ 二部料金制
◆ 三部料金制
◆ 最低責任使用料金制
各ガス会社によって料金制は、さまざまですが、最も多くのLPガス会社が採用しているのは「二部料金制」です。
採用している料金形態のおおよその割合は
- 二部料金制 約95%
- 三部料金制 約1〜2%
- 最低責任使用料金制 約5%以下
と言われています。
◇二部料金制
「二部料金制」は、シンプルでわかりやすい料金体系で、毎月定額の「基本料金」と、実際に使用したガス量に1㎥あたりの単価を乗じた「従量料金」を合計したものです。
式で書くと
ガス料金=基本料金+使用量×単位料金
かんたんに言うと
ガス料金=基本料金+ガスを使った分
です。
ちなみに基本料金はLPガスを供給するための設備(ボンベやメーターなど)の維持管理にかかる費用で、ガスをまったく使わない月でも基本料金は発生します。
◇三部料金制
二部料金制の「基本料金」と「従量料金」に「設備使用料金」を加えてガス料金を算出するのが三部料金制です。二部料金制で基本料金に含まれている設備の利用料などが、三部料金制では別立てになっています。設備使用料金には、配管工事などの消費設備代、ガス漏れ警報器や集中監視システム利用料などがあります。
引用 プロパンガス消費者協会
◇最低責任使用料金制
最低責任使用料金制は、ある一定の使用量(最低使用量)までは「最低責任使用料金」として固定額の料金を設けています。最低使用量を上回らない限りは、ガス使用量にかかわらず同じガス料金を支払うことになります。上回る分のガス使用量は従量料金となり従量単価に使用量をかけて計算されます。
引用 プロパンガス消費者協会
・ガス料金は会社によって違います
基本料金や単価(LPガス1㎥当たりの価格)は会社によって違います。
「改正ガス事業法」によって、2017年4月に都市ガスの小売事業が自由化されたことを知ってる人はいるかもしれません。

じゃ、プロパンガスはどうなの?
というと、実は
プロパンガスはもっと前から自由料金制なんです。
ガス料金に対して国の規制がないので、それぞれのプロパンガス会社が好きなように値段を決めることができ、値上げや値下げも自由に行うことができるんです。
なので、
例えば基本料金は、だいたい1,500円~2,000円くらい。単価は500~900円くらいというように会社によって違いがあります。
ガス会社を選ぶときは、この辺も考慮してみたらいいと思います。
コメント